つめかえパックリサイクル

使用済みつめかえパックからリサイクルした回収ボックスが誕生！

2025.02

神戸市と小売・日用品メーカー・リサイクラーでつくる「神戸プラスチックネクスト つめかえパックリサイクル プロジェクトチーム」は、回収した使用済みつめかえパック由来の再生材を使用し、リサイクル回収ボックスを作製しました。

回収した使用済みつめかえパックを回収ボックスにリサイクル

※本取り組みはアミタホールディングス(株)が2023年8月に採択された内閣府の「戦略的イノベーション創造プログラム（SIP）第3期」と連携のもと実施しています。

回収店舗およびエコノバ（資源回収ステーション）に、リサイクル回収ボックスを順次設置

つめかえパック由来の再生材を使用した回収ボックスを100個作製し、2024年11月下旬から各回収店舗および一部のエコノバ（資源回収ステーション）に順次設置しています。回収ボックスの設置に合わせ、これまでの感謝と成果をお伝えするポスターも作成しました。リサイクルの取り組みは、企業や自治体だけでなく市民の皆様の協力がなくては進みません。そのため、ご協力いただいた成果を市民の皆様に分かりやすく伝えることも大切にしています。

【回収店舗の担当者からの声】

■ウエルシア薬局株式会社　矢野さん
市民の皆様、いつもドラッグストア「ウエルシア薬局」をご利用いただき、ありがとうございます。
また、「つめかえパック」の回収にご協力くださり、誠にありがとうございます。皆様のご協力により、回収量も徐々にではありますが増えてきており、環境保全への取り組みが大きな成果へとつながっていく兆しが見えて参りました。この成果は、日々の皆様のご協力とご理解の賜物であり、心より感謝申し上げます。
この皆様のご努力が他の地域にも広がり、さらなる環境保全の輪が広がっていくことを心より願っております。今後とも、持続可能な未来のために、一層ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
改めまして、皆様のご尽力に深く感謝いたします。これからも共に、豊かな自然を未来へとつなげていきましょう。

■生活協同組合コープこうべ　松井さん
つめかえパックのリサイクルにご協力をいただき誠にありがとうございます。このたび、皆様からいただいた、つめかえパックから回収ボックスが完成しました。店頭回収している牛乳パックはトイレットペーパーに、ペットボトルはもう一度ペットボトルにリサイクルして生まれ変わっています。同様に使い終わったつめかえパックもリサイクルすることで資源としての活用を進めており、将来的には、再びつめかえパックに戻す「水平リサイクル」目指しています。これからも使用済みつめかえパックのリサイクルにご理解とご協力を宜しくお願い致します。

■株式会社光洋　高橋さん
私たちが営業しておりますスーパーマーケット「KOHYO」「MaxValu」にご来店いただく市民の皆様のご協力により、『つめかえパック』の回収量は着実に増えております。今回の“新”回収ボックスの採用により、更に多くの方々に関心をもっていただき、他地域にも広がる大きなリサイクルに育てていき、ゆくゆくはリサイクルされた包材を使用した「つめかえパック」の商品を、市民の皆様にご提供したいと思います。
これからも、回収のご協力をよろしくお願いいたします。

■株式会社ダイエー　松岡さん
神戸市内のダイエー・イオンフードスタイル・グルメシティ各店舗では、市民の皆様のご協力をいただきながら、つめかえパックの回収を行っております。お買い物がてら、環境保全に貢献できる場を提供できることに大きな意義を感じております。これまで集められたつめかえパックを再資源化し、新たな回収ボックスに活用され、「かたち」となった成果をお示しできることは嬉しい限りです。新しい回収ボックスを情報発信拠点として、市民の皆様に広く知っていただき、ご協力いただける方々を増やしてまいりたいと思います。これからも市民の皆様とともに、食品スーパーだからこそできる取り組みを通して、持続可能な資源循環社会の実現を目指してまいります。

【回収ボックスを作製した企業からの声】

山崎産業株式会社　瀧本さん
神戸市民の皆様、日頃よりつめかえパックの回収にご協力頂き誠にありがとうございます。皆様にご協力頂き回収された使用済みつめかえパックから再生材を作製し、新たな回収ボックスとしてリサイクルさせていただきました。成型不良が出ない再生材の配合率を見つけるためにテストトライなどを繰り返し、無事製品として納めさせていただくことができ大変うれしく思っております。これからも引き続きつめかえパックのリサイクルにご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

【回収ボックスの作製を企画した企業からの声】

アミタホールディングス株式会社　高瀬さん
この活動を広げるためには、回収に協力してくださっている神戸市民の皆様へ、その成果をお示することが非常に重要だと考えています。そのために、どのようなものを作るべきか議論し、今回は回収に最も身近な回収ボックスを作製することにしました。これまでの回収での課題を踏まえ、投入口の幅を広くする改良も併せて実施しています。市民の皆様の協力が、リサイクルの成果に着実につながっている事を実感していただけるよう、引き続き活動していきます。
また、つめかえパックだけでなく、様々な資源が店頭で回収されています。資源循環を実現するためには、生活者から使用済みプラスチックをいかに回収するかが一つの大きな課題です。内閣府が進める戦略的イノベーション創造プログラム（SIP）の課題７「サーキュラーエコノミーシステムの構築」とも連携しながら、店舗回収のモデルとして確立できるよう、この取り組みを一層推進していきます。