神戸の皆さんの協力で集めた「つめかえパック」を水平リサイクルした試作品をお披露目 ~つめかえパックプロジェクトが、「親子でまなぶ くらしの循環フェス」に参加~
2026.05

つめかえパックをリサイクルして未来の資源に!
親子で一緒に体験してもらいました。
2026年3月20日(金・祝)、神戸市東灘区の商業施設「御影クラッセ」で開催された「親子でまなぶ くらしの循環フェス」に、神戸プラスチックネクスト つめかえパックリサイクル プロジェクトチームがブース出展しました。
当日は、ご家族連れを中心に多くの市民の皆様にお立ち寄りいただき、普段なかなか知る機会の少ない「つめかえパックのリサイクル」について、楽しく学び体験していただきました。
神戸市内で集めたつめかえパックをもう一度、つめかえパックに。
神戸の皆さんと一緒に挑戦する「水平リサイクル」。
シャンプーや洗剤など日用品のつめかえパックは、普段の生活の中でつめかえを習慣にすることでプラスチックの使用量削減に貢献できる環境の優等生です。しかし、このつめかえパックは、複数の素材が重なってできているため、リサイクルがとても難しい素材でもあります。
神戸プラスチックネクストつめかえパックリサイクルチームでは、神戸市・日用品メーカー・小売・リサイクラーが競合の垣根を越えて連携し、神戸市民の皆様とともに集めたつめかえパックを、もう一度つめかえパックに戻す「水平リサイクル」にチャレンジしています。
この日、私たちのブースでは、「どうしてリサイクルが難しいのか」「どのように回収・再資源化されるのか」「リサイクルのためにどのような取組が始まっているのか」など、パネルやサンプルを使ってメンバーから分かりやすく紹介しました。
「えっ、そうだったの?」と驚かれる方も多く、日常の中の“気づき”につながる機会となりました。

未来へ届け!子ども達からのメッセージ「未来のつめかえパックデザインギャラリー」
また当日は、このプロジェクトで回収したつめかえパックを再資源化し、原料の一部に使用したつめかえパックの「試作品」を市民の皆様へお披露目しました。製品として販売するためには、まだ多くの検証が必要ですが、プロジェクトチームでは試作品を使った評価試験を開始しています。
当日、子ども達には、試作パウチの表面に「未来の水平リサイクルつめかえパック」のデザインを描いてもらいました。はじめは真っ白だったつめかえパックの表面が、個性あふれる子ども達のイラストでカラフルに彩られていきました。
「地球を大事にしよう」「がんばれ」といったメッセージや、お花や緑の木々、海の生き物など、思い思いのメッセージを込めたデザインで、イベントが終了する頃には「未来のつめかえパックデザインギャラリー」が、子ども達のあふれる思いで鮮やかに染まっていました。
親子で楽しんでいただける内容で、「今までは捨てていたけど、これからは、家族でつめかえパックのリサイクルやります!」という力強い声も沢山いただきました。

≪来場者の声≫
「今日はじめて(つめかえパックのリサイクルを)知ったので、これからはリサイクルをやります。今までは捨てていたので。」 (神戸市・40代女性)
「つめかえパックのリサイクルが環境に良いとは妻から聞いて知っていたが、今回、リサイクルの説明を聞いて、自分もできるだけ環境によいつめかえパックを買って、回収ボックスに入れたいと思った。」(神戸市・40代男性)
「つめかえパックがリサイクルされてると知らなかったので勉強になりました。これまでは普通に燃えるゴミに捨てていました。」(神戸市・30代女性)
「つめかえパックはよく利用しているがリサイクルできるとは知らなかった。牛乳パックやトレイはともにリサイクルしているが、これもできるとわかったので、今後は回収ボックスに持って行きたい。私たちはいいことをしていると思ってやっているが、子ども達の世代にはリサイクルが当たり前になっていたらいいなと思った。」(神戸市・30代女性)
「いつも捨てちゃっていたので、リサイクルできるんだと勉強になりました。」(神戸市・30代女性)
「これからSDGsは大事。環境を守っていくことに触れあう機会ができてよかったです。」(神戸市・30代女性)

御影クラッセに、資源回収ステーション「エコノバ」がオープン!
「つめかえパック」をはじめ品目ごとにプラ容器包装の資源回収と地域交流の拠点。
また同日は、御影クラッセの2Fに、資源回収と地域交流の拠点となる、資源回収ステーション「エコノバ」がオープン。つめかえパックリサイクルチームも、記念すべき初日のワークショップに参加させていただきました。ここでは常時、日用品の使用済みつめかえパックの回収を行っていきます。
当日は、クイズに答えながらつめかえパックリサイクルへの知識と理解を深めていただくワークショップに来店したご家族で相談し合いながら、楽しく参加いただきました。

≪ワークショップ参加者の声≫
「話を聞いてワークショップに参加してリサイクルのことがより理解できました。普段は妻にまかせていて、いつも細かくやってくれてるが、今後は自分でもやろうと思いました。」(神戸市・50代男性)
「普段から環境に良いリサイクルに興味を持って家族にも細かく分けるように言っている。主に私がやっているが(夫とワークショップを)一緒に体験することでリサイクルのことをわかってくれたように思う。今後は家族みんなで取り組みたい。」(神戸市・50代女性)
「チラシを見て回収ボックスが設置されているのを初めて知りました。これをきっかけに(つめかえパックを)集めて持参したんです[小林1.1][福嶋1.2]。これまでつめかえパックは、プラごみとして回収に出していたが本当にリサイクルされているのかな?燃やされているのかな?と疑問があった。神戸市でこういう取り組みがされていることがわかってこれからはしっかり参加しようと思いました。」(神戸市・30代女性)
日々の身近な行動が環境を守る未来へとつながっていく。
当日は、大人と子ども合わせて224人の市民の皆さんがブースを訪れていただきました。
つめかえパックのリサイクルは、まだまだ広く知られているとは言えません。しかし捨てずに、“洗って乾かして回収ボックスに持参する”という一人ひとりの行動が積み重なることで、大きな未来へとつながっていきます。
使用済みつめかえパックを、再びつめかえパックに戻す「水平リサイクル」を実現し、市民の皆さんのもとへ届けるには、安定した回収量が必要になります。
今回のイベントをきっかけに、「環境について少し考えてみる」「正しく分別する」「回収に協力する」そんな一歩を踏み出していただけたら嬉しいです。
つめかえパックリサイクルチームでは、今後も各地での回収活動や啓発イベントを通じて、資源循環の輪を広げていきたいと考えています。
≪来場者アンケート結果≫
| 大人(人) | 子供(人) | (人) | % | |
|---|---|---|---|---|
| プロジェクトを知っている | 54 | 47 | 101 | 45% |
| プロジェクトを知らない | 65 | 58 | 123 | 55% |
| プロジェクトに参加 | 27 | 0 | 27 | 12% |
| PJを知っており参加 | 50% | |||
| 大人(人) | 子供(人) | (人) | % | |
|---|---|---|---|---|
| プロジェクトに今後参加する | 114 | 8 | 122 | 100% |
| プロジェクトに参加しない | 0 | 0 | 0 | 0% |

≪出展者コメント≫
神戸市環境局 資源循環課 係長 川上 晋平
これまで大型商業施設の中に、つめかえパックリサイクルのブースを出すことがあまりなかったのですが、御影クラッセは、ショッピングセンターとして初めて資源回収ステーション「エコノバ」を出した拠点です。このようなSGDsイベントを定期的に継続されている施設で、この度はお声かけをいただき、つめかえパックリサイクルプロジェクトとしても出展する形になりました。「エコノバ」の中でも、この「つめかえパック」も回収しています。今回のイベントブースへの参加をきっかけにして、この場でつめかえパックも回収できたら嬉しいですし、お店でもこんなプロジェクトを行っているということを、もっと皆さんに知っていただけたらと思っています。
小林製薬株式会社 経営企画部 上田 祐実
今回のイベントで一生懸命にデザインするお子様や、熱心にリサイクルの仕組みを聞いて下さる皆様の姿を拝見し、改めて本プロジェクトが持つ『未来をつなぐ力』を実感しました。2021年の開始から5年目を迎える本プロジェクトですが、 回収に協力してくださる神戸市民の皆様の温かなご支援と、企業の垣根を越えた協働により、ようやく水平リサイクルパウチの試作品をお披露目できる段階まで来ることができました。製品化には品質評価などのハードルがまだありますが 、皆様の『リサイクルを当たり前にしたい』という声を糧に、これからも挑戦を続けていきます。今後も『洗って乾かして回収ボックスへ届ける』というアクションで、私たちの挑戦を応援していただければ嬉しいです。
牛乳石鹼共進社株式会社 総合研究所 中村 葉子
イベントを重ねるごとに、プロジェクトの内容をご存じの方や、日頃からつめかえパックを回収箱に入れていることをご報告くださる方が増えており、取り組みの広がりを実感しています。今回の会場でも、多くの方がつめかえパックを持参し、設置した回収箱にその場で投函してくださいました。イベントの趣旨をご理解いただき、事前に準備して足を運んでいただいていることに、あらためて感謝しています。
当日は、競合メーカーをはじめ、リサイクラーや小売事業者など、立場の異なるメンバーが一体となってプロジェクトの認知拡大に取り組んでおり、こうした枠を超えた連携に対し、神戸市民のみなさまから驚きや関心の声も寄せられました。立場は異なっても、水平リサイクルの実現を目指す思いは共通であり、神戸市のみなさまもこの取り組みを支える大切な一員です。今後も神戸市のみなさまとともに、この取り組みの輪をさらに広げていきたいと考えています。






